
「ステンレスのバイク」って、聞いたことありますか?
チタンは最近よく聞くけど、ステンレスって意外と珍しいんです。
10年ちょっと前から見ても、ステンレスを本格的にやっているブランドは、そんなに多くないかもしれません。
でもMULLERでは、実はけっこう前からステンレスに注目してたんです👀✨

2011年、最初に作ったのがMXCというモデル。
そこから進化して、M931 → M465 → M630 → M931tへ…。
今ではCRESCENTなど、ロードからツーリングまで、ステンレスでいろんなバイクを研究してきました(研究、大好きなんです❤️笑)
中でも印象深いのが、2015年に挑戦したML921。
これは、Reynolds921というパイプを使って、ステンレスのラグ溶接に挑んだ1台です。
このラグ溶接、めちゃくちゃ難しかった…!
特に「溶接棒を何にするか」で悩みに悩んで、何度もやり直して。
やっと完成したときは、涙が出るほど嬉しかった記憶があります。
このバイクはドイツのユーロバイクショーにも出展して、
毎日、同業のプロの方が見に来てくださって。
「分かる人には、分かる」そんな1台でした。
今ではReynolds921のパイプは生産終了しているので、
もしこのモデルを持っている方は…
ほんとに、大事にしてあげてくださいね🌱
🚴♀️ ステンレスの「走り」ってどんな感じ?
まず一言で言うと、
「背中をそっと押されて走る」ような感覚。
不思議と、スーッと前に進んでいくんです。
ステンレスは“鋼(はがね)”の仲間なので、しっかり粘りがあります。
この粘りが、「グイッ」とした踏み出しの力をしっかり受け止めて、
さらに踏み込むと、スピードがもう一段階伸びるような感覚になります。
実際、走っているときの路面追従性がものすごく高いので、
後輪がバタつくことも少なく、ペダルを踏んだ分だけ前に進んでくれる。
だから、漕がなくても自然に進んでくれて、楽ちんなんです。
それってつまり、推進力が貯金されてるってこと。
これ、ほんとにすごいことなんですよ。
しかも、振動吸収性にも優れているので、
体へのダメージが少ないんです。
だからロングライドでもヒルクライムでも、
次の日に「あれ?まだ元気!」ってなる(笑)
これ、乗った人じゃないと分からないかも。
🌟「人と違う」が好きなあなたへ
今のところ、ステンレスのバイクに乗っている人はまだ少ないです。
だからこそ、**「人と被らない」**という意味でも特別感がある。
見た目の美しさだけじゃなくて、乗り味にも独特の魅力があって、
「これがステンレスか〜…!」って、きっと感じてもらえると思います。
そんな特別な1台に出会いたい方には、ステンレスはとってもおすすめです。
だって、見た目も走りも、ちゃんと“オンリーワン”だから。
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