
ここ数年、夏の暑さが変わってきました。
昔なら真夏でも走れた時間帯が、今では危険を感じるほど暑くなっています。

作業場が35℃になる前に塗り終えるようにします。(背中に保冷剤を背負うときもちいい💕)
私自身、夏になると夜明け前から作業を始めます。
太陽が昇る前の涼しい時間を使わなければ、集中して仕事ができない日も増えてきました。
これは自転車も同じです。
以前は100km走れた人が、同じ体力でも暑さによって疲労が大きくなります。
気温35℃を超える日が当たり前になりつつある今、自転車選びの基準も少し変わるべきなのかもしれません。
速さだけではなく、
「どれだけ疲れずに走れるか」
が大切になってきています。

MULLERを設計する時、私たちが大切にしているのはそこです。
レースで数秒を削るためではありません。
向かい風の中でも。
峠を登る時でも。
旅の終盤で疲れた時でも。
少ない力で前へ進むこと。
乗り手の体力をできるだけ温存すること。
そのためにフレームのしなり方や振動の伝わり方を細かく考えています。
特にチタンやステンレス、クロモリといった金属素材には、それぞれ異なる乗り味があります。
私たちはその特性を活かしながら、一台一台設計しています。



